2012年8月31日金曜日

「再臨主論争」の情報源、精査に直面(4)

2012年8月17日付けの米クリスチャン・ポストの記事を紹介します。原文は"Sources in 'Second Coming Christ Controversy' Face Scrutiny”です。
http://www.christianpost.com/news/olivet-university-sources-in-second-coming-christ-controversy-face-scrutiny-80176/

崔三卿:「異端捏造者であり、なおかつ異端者」

韓国の崔三卿牧師はクリスチャニティ・トゥデイが主要な情報源とする人物のうちの別の一人だ。崔三卿牧師の発言は韓国基督教総連合会を始めとする韓国の多くの福音主義のキリスト教指導者らから「信頼出来ない」とされている。韓国基督教総連合会が張在亨牧師に対する調査を行なっていた期間、崔三卿牧師は韓国基督教総連合会の異端似非対策委員会の副委員長を務めていた。しかし、崔三卿牧師自身が異端である神学と信仰を持っていることが露見したため、2010年に崔三卿牧師は韓国基督教総連合会を追放された。それから1年後に韓国基督教総連合会は、崔三卿牧師が韓国教会の歴史上「最悪の異端」であるとの声明文を出した。声明文には韓国基督教総連合会の50の会員教団が署名をした。署名した教団らの中には韓国最大の教団である大韓イエス教長老会(合同)もあった。声明文には崔三卿牧師が、三神論と月経胎孕論の異端信仰を持っていると記された。

合計して4回、崔三卿牧師は張在亨牧師に対する追求を主導し、韓国基督教総連合会による調査の結果4回とも嫌疑無しとなった。韓国基督教総連合会は張在亨牧師を2回に渡って調査し、統一協会とは全く関係がないと結論した。また、これとは別に韓国基督教総連合会は張在亨牧師の再臨主疑惑について2回調査して嫌疑なしと結論した。崔三卿牧師は韓国基督教総連合会の異端似非対策委員会の副委員長として調査をした結果、再調査を含むすべての調査において、張在亨牧師を異端だとするいかなる証拠も見出すことができなかった。

CTはNews N Joyを引用し、張在亨牧師が過去統一協会と関係し、韓国の聖化神学校で統一神学を教えたと主張した。張在亨牧師が現在会長を務めるHoly Bible Society (HBS) のスポークスパーソンのフィリップ・ベイ氏は、これらの主張を明確に否定した。ベイ氏はクリスチャンポストに向けて張在亨牧師が統一協会の運営する学校で統一神学を教えたことなど決してないと説明した。「張在亨牧師が1989年に統一神学を教えたなどということはあり得ない。1989年には聖化神学校はメソジストの神学校であった。」とベイ氏は述べた。ベイ氏によるとCTは情報源のNews N Joyが事実を歪曲していることを知らされていたにもかかわらず、CTの記事を書いた人物らがHBSによる回答を意図的に省いたと語った。

例として、ベイ氏はNews N Joyの記事で引用されている張在亨牧師の発言が、文脈を無視し、極めて歪曲されていると指摘した。「クリスチャニティ・トゥデイがこれらの主張をするために、News N Joyという親北朝鮮性向の新聞を情報源として依存している事実を見るとき、クリスチャニティ・トゥデイの客観性に疑問を抱かないでいることは難しい。」とベイ氏は述べた。ベイ氏は張在亨牧師は韓国基督教総連合会の創立時の加盟教団の一つの長老派の教団で、総主事と代表を務めていたという事実により、張在亨牧師の正統性は確認される、と加えた。

さらに、韓国基督教総連合会はクリスチャンポストに対して声明を出し、CTの記事で述べられている崔三卿牧師の発言を否定した。崔三卿牧師は「ある総会の理事会」で韓国基督教総連合会の報告が拒否されたと主張した。韓国基督教総連合会はこれは全くの虚偽であると述べた。韓国基督教総連合会会長のホン・ジェチョル牧師は、米州韓人基督教総連合会の2012年6月の総会で、「張在亨牧師は異端ではない。この問題は終結した。歴代会長の任期中6代にわたって、全ての期間でこれは宣言されたことであり、完全に終わった問題である。」と述べた。韓国基督教総連合会はクリスチャンポストに対して会長と総主事の名義で「4度の調査の結果張在亨牧師に対する疑惑が嫌疑無しとされたという声明を送った。韓国基督教総連合会の総会で提出された年次報告書には、崔三卿によって提起されたは疑惑は全てまったく根拠がなく嫌疑無しであると記されていた。

また、韓国基督教総連合会は20以上の教団が韓基総から脱退して新しく韓国教会連合(韓教連)と呼ばれる団体というを形成し、張在亨牧師に対する調査を企図しているとする崔三卿牧師の主張を否定した。韓国基督教総連合会がクリスチャンポストに送付した声明には、「この問題のために韓国基督教総連合会を脱退した教団は存在しない。もしそうであれば、韓基総は会員数が減っているはずであるが、71の教団が韓基総の会員のままである。クリスチャニティ・トゥデイが、韓国基督教総連合会によるこの問題への決定の信用を傷つけ、崔三卿牧師にあたかも信頼性があるかのように主張するのはなぜなのかと困惑している。おそらくクリスチャニティ・トゥデイは月経胎孕論を含む崔三卿牧師のもつ重大な異端信仰について、十分深い洞察を得ていなかったのだろう。これらの異端信仰はキリスト者の信仰の基本を致命的に毀損したものである。韓国基督教総連合会はクリスチャニティ・トゥデイに対し、これに関する韓基総の調査結果を閲覧するよう奨励する」と記されていた。

(続く)

(5)匿名の情報源
http://nehemiaharchives.blogspot.com/2012/09/5.html

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