2018年11月19日月曜日

クリスチャントゥデイ、オリベット大学関連の報道について

昨今のキリスト教界のメディア動向に関して感じることがありましたので以下に書きたいと思います。クリスチャントゥデイと関係ないところもありますが、報道があまりにも無理やり関連付けている部分がありますので、情報を整理する必要もあると思いました。またアメリカで起きた出来事ですので、アメリカにいる私が見知った内容も皆さんの理解に役立つと思います。

1.ケン・スミス


日本でクリスチャントゥデイや東京ソフィア教会に対する中傷や嘘を書いていた牧師がいましたが、彼は日本語のブログと英語のブログでそれを書いていました。英語のブログを読んでアメリカでオリベット大学を批判するブログを書く人が出てきました。ケン・スミスという人です。オリベット大学が以前カリフォルニア州スコッツバレーというところで、大学のキャンパス用地を購入しようとしていたとき、その購入に反対していました。そのキャンパス用地はもともと廃校になったベタニー大学というキリスト教の大学のキャンパスで、ケン・スミスはベタニー大学の卒業生だったのです。自分の大学だった場所が経営難で他所に売却されるのが残念だったから反対したのもあります。

2.Tさんのお母さん


アメリカのニューヨークにTさんという名前のオリベットアッセンブリーの教会員がいます。家庭で、小さい子供がいます。Tさんのお母さんがうちの教会について悪く書いているケン・スミスの英語のブログを見ました。日本ではすでに名誉毀損裁判があってクリスチャントゥデイは勝訴したためその英語ブログの内容は正しくないのですが、Tさんのお母さんは誤解をして教会を憎むようになりました。Tさんのお母さんは孫をTさんから取り上げて自分で育てようと思うようになり、そのために教会をどうにかして悪くしようとして、マンハッタン検察にケン・スミスの記事を持ち込み、教会やオリベット大学が悪いからなんとかして助けてくれと頼んでいました。

3.マンハッタン検察と映画監督


マンハッタン検察の主席検事はある映画監督の捜査を進めていました。その映画監督は何人もの女性にセクハラをした容疑で、彼女らが警察と検察に映画監督の罪を告発し、捜査を頼んでいたのでした。しかし、映画監督は大変お金持ちで有力な弁護士を雇って、弁護士が主席検事に高額の献金をこっそりしました。アメリカの主席検事は政府が任命するのではなく、選挙で選ばれる立場なので選ばれるためには高額の選挙資金が必要なのです。お金をもらった主任検事はセクハラ捜査を止めました。突然警察、検察から見放された女性の被害者たちは途方にくれました。ニューズウィークの記者は選挙権金と捜査停止の事実を突き止め、これを批判する報道をしました。「お金持ちなら犯罪をしても見逃されるのか?これが正義か?」という怒りが女性の権利を守る団体などを中心に起こり、大問題になりました。検察はニューズウィークをどうにかして黙らせることはできないか、調べ始めました。ニューズウィークの社長オリベットアッセンブリーの教会員でした。

4.借金と返済


ニューズウィークやオリベット大学は仕事で使う高額のコンピュータを買うために借金をしました。コンピュータが借金の担保になっていて返済をするまでコンピュータは借り物で、終わったら所有権が移るという契約です。財政的に厳しい状況があったのですが、毎月契約で決まった額を返済していました。あるときどうしてもお金が足りなくて返済が遅れた月がありました。債権返済などの訴訟はほんらい民事訴訟を通して行うものです。しかし、アメリカのローン会社は何年も時間がかかる民事より早く判決が出る刑事告訴を通して自分たちのお金を早く確保しようとしました。刑事告訴をするためには何らかの犯罪の疑いがなければいけません。ローン会社は借金の強制的な取り立てのためにもともと検察と人脈を作っており、検察に連絡をしました。これで主任検事、ローン会社、Tさんのお母さんの3者の利害が一致することになります。

5.被害者のいない犯罪?


マンハッタン検察はニューズウィークやオリベット大学がローン会社からお金をだまし取ったという筋書きで犯罪を立件しようとしましたが、借金の返済が終わりました。借金しておきながらお金を返さないで着服したのなら、それは大きな犯罪で、ローン会社は被害を受けた被害者になります。しかし、ローン会社は貸したお金を返してもらったのでもう利害がありません。被害も生じませんでした。困るのはすでに調査を始めたマンハッタン検察です。すでに何ヶ月も時間を使い、この捜査のために何人もの検事や職員の給料が税金から支払われています。税金や時間をそんなに使ったのに「犯罪はありませんでした。」と言ってしまうと検察の大失敗として批判を受けてしまいます。そこでマンハッタン検察は借金のするときに準備した財政の書類や、お金を送金するときの手順に不備があったことにして、これを資金洗浄(マネーロンダリング)の犯罪だと表現し、無理やり起訴することにしました。当然オリベット大学やニューズウィークはそんな犯罪はしていないと無罪を主張し、検察と裁判所で争うことになりました。これからは裁判所で罪があるのかないのか、互い証拠を出し合って弁論することになります。

6.日米の報道の差異―彼らが報じなかったこと


新聞の意図を把握するためには「何を報じているか」と同時に「何を報じなかったのか」も知る必要があります。キリスト新聞とクリスチャン新聞が報じなかった記事を見てみましょう。2018年10月19日付けのニューヨーク・タイムズの記事「The Challenge With Prosecuting Newsweek’s Former Owner for Fraud: There Were No Losses」 https://www.nytimes.com/2018/10/19/business/dealbook/newsweek-ibt-fraud.html は以下のくだりから始まります。” Can there be fraud if no money is lost?” 訳すと「もし損害が発生していないなら詐欺はありえるのだろうか?」ピーター・J・ヘニング記者は記事中に「詐欺は窃盗の一種であるが本件においてはローンは返済されており、罪に問われている企業が欺いたとされている銀行らは金銭的損害を被らなかった。これは検察に挑戦を提起するものとなる。詐欺事件における損害は犯罪の構成要素としてではなく、―そうではなく―陪審員にアピールするために重要だ。通常窃盗は被害者が金銭的もしくは物質的に損害を受けるものであるが、ある銀行が融資をして返済されたとして、それなら手続き上の誤表記は大きな懸案事項にはならないかもしれない。」

次にヘニング記者は本件の概要を説明し、これを2015年にマンハッタン検察がニューヨーク市内のチャイナタウンのある銀行を記載事項の不備を理由に詐欺で起訴したが無罪判決に終わった件と比較しました。同銀行は中国系移民の一家が創立し、中国系移民の住宅ローン関係の事業をしていた。さも大犯罪があるかのように起訴をしておきながら無罪に終わった検察当局はニューヨーク・タイムズの取材にコメントしなかったそうです。https://www.nytimes.com/2015/07/19/business/a-tiny-banks-surreal-trip-through-a-fraud-prosecution.html

奇しくもオリベット大学には福音主義的なキリスト教教育が著しく制限されている中国からの留学生が多く在籍しており、理事長のアンドリュー・リン氏も国籍はアメリカですが中国系です。裁判の結果次第では「白人の罪は甘く見逃し、アジア系は罪もないのに罪を仕立てる」のか?との批判すら受けかねない件でもあります。ニューヨーク・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの他紙も「被害者がいない」こと、映画監督と検察トップの癒着の顛末などに言及しています。


7.キリスト新聞とクリスチャン新聞の意図


これらの背景情報を日本の問題提起者である根田祥一氏や松谷信司氏はあなたに伝えましたか?彼らの引用した元記事を最初から最後まで読めば検証できることですが、英語で長文を読むのは時間と労力を要します。そういう簡単な事実検証ですら日本のクリスチャンにはできないだろうとたかをくくっているのでしょうか。日本のクリスチャンをコケにし、安易に騙されるバカのように扱っているように思えて怒りを禁じえません。


根田祥一氏本人の発言を紹介します:

Shoichi Konda クリスチャンのメディアリテラシーの低さです。カルト性見え見えの「偽キリストメディア」に騙される方々が、こんなにいるとは誤算でした。クリスチャン新聞の報道でCTの正体を知れば、一時は統一協会に騙されて協力する人も出たかつてのキリスト教界のように、すぐCTから離れるだろうと楽観していたのが誤算でした。Saturday, November 17, 2018 at 1:24 PM
https://www.facebook.com/groups/164434607693494/permalink/342636799873273/?comment_id=342913366512283&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R%2315%22%7D


このコメントで根田氏は日本のクリスチャンのメディア・リテラシーが低いと言っています。根田氏には「見え見え」ですが、根田氏以外のクリスチャンには見えないので、「騙され」た、という内容です。根田氏は自分を「盲人の案内人」だと「自任している」ように見えます。日本のクリスチャンは牧師だろうが神学者だろうが、根田氏の思想通りに考えないと根田氏に盲人扱いされるということです。(ローマ2:19-24) 


Shoichi Konda 残念でした。キリスト教会の多くでは、脱会した被害者たちの窮状を理解しています。日本基督教団の説明会には多くの教団教派のリーダーたちが出席し、事態を理解してそれぞれの教団に報告しました。NCCもJEAも理解しています。宣教師団体JEMAもペンテコステ協議会JPCも理解しています。多くの人に相手にされていないのはご自分であることに、まだお気づきになりませんか?Saturday, November 17, 2018 at 10:05 PM
https://www.facebook.com/groups/164434607693494/permalink/342636799873273/?comment_id=343115549825398&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R5%22%7D

このコメントや日本基督教団の議長名義で出された声明の経緯は根田祥一氏が常習的に行っている「既存のキリスト教界における権威(教権)に関わる少数に情報を持ち込むこと。密室会議を通して正規の意思決定プロセスを経ずに公文や声明を出させること。そして、声明などが出ると、客観的な第三者を装って自身の新聞でそれを報じること」をその他の団体でも行っていることを無意識に自白するものです。ハマンは時の権威であるアハシュエロス王に歪曲した情報を与え、「アハシュエロスの名で書かれ、王の指輪で印が押された」「書簡」を「すべての州へ送」って「モルデカイの民族を根絶やしに」しようとしたように(エステル3―12)、根田氏はオリベットアッセンブリーという教団を教団議長の名で書かれ、異端の烙印を押した声明をすべての教団送ることで、キリスト教界から根絶やしにしようとしています。


Shoichi Konda 宮村先生。聖書と礼拝に基盤を置いて編集会議を重ね、クリスチャントゥデイで有益な情報を提供してこられた、その取り組みは立派です。そのようにして生み出されたクリスチャントゥデイの記事も有益なものが沢山あります。そのことに何の異論もありません。ただ一点、知っていただきたいのは、キリスト教会全体を自分の配下に置くという野望を持った人物が背後にいて、先生のその熱意と努力が利用されているのだということです。私たちがクリスチャントゥデイを危険だと警鐘を鳴らしているのは、ただそれゆえであって、それ以下でも以上でもありません。サタンは光の天使に偽装できることを、先生はご存知のはずです。どうぞ目を覚ましてください。Saturday, November 17, 2018 at 1:19 PM
https://www.facebook.com/groups/746839178769904/permalink/1906818289438648/?comment_id=1906967702757040&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R1%22%7D


異端の烙印を押すことはキリスト教界的死を意味します。自分だけじゃなくて、自分の属している教団が異端教団になり、女子供みんな異端としてキリスト教社会から排除されます。自分の子が自分が死んだ後も異端の子と呼ばれ聖なる公同の教会の交わりの中で生きる未来を絶たれます。婚約は破棄となり、職場では阻害され、学校ではいじめられます。これが異端冤罪で生じる社会的損害のリスクです。根田氏の言うことに従ってもし異端冤罪だった場合、沢山のクリスチャンの人生を壊すことになりますが、その責任をあなたは取れますか?

Shoichi Konda はい、世界中のキリスト教会を守るために矢面に立っている地球防衛隊でありまっす。これ本気!  Saturday, November 17, 2018 at 5:35 AM
https://www.facebook.com/groups/164434607693494/permalink/342621093208177/?comment_id=342642643206022&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R%2311%22%7D

心理学の用語に投影という言葉があります。誰かを批判する人は自分の悪い面を鏡のように相手の姿に投影して批判するものだということです。根田氏は自分を「世界中のキリスト教会を守る」者としていますが、これは言い換えれば「根田氏の異端説に従うように」「キリスト教会全体を自分の配下に置くという」ことです。根田氏は安易にも張牧師を裁きましたが、根田氏が「さばくとおりに」自分がすでに裁かれているのではないでしょうか?(マタイ7:1-2)

クリスチャントゥデイの働きを評価するとき思い出してほしいのは「もし神から出たものならば、あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」(使徒5:39)の言葉です。根田氏の言説を聞いてもあなたが神様がおられることを信じるなら、「もしかすれば」と一呼吸おいて見てください。



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