2011年12月30日金曜日

韓国基督教総連合会に続き大韓イエス教長老会合同も崔三卿牧師を異端と規定

2011年12月30日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は"한기총 이어 합동측도 최삼경 목사 이단 규정"です。

http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=252700

韓国基督教総連合会に続き大韓イエス教長老会合同も崔三卿牧師を異端と規定

「改革主義に反する … 庇護勢力はすべて同調者」


▲ 崔三卿牧師に対する異端規定が満場一致で通過している。

「三神論」と「マリア月経たいよう論」を主張した崔三卿牧師(統合)が韓国基督教総連合会(代表会長キル・チャヨン牧師)に引き続き国内最大教団である大韓イエス教長老会合同総会(総会長イ・キチャン牧師)実行委でも異端と規定された。崔三卿牧師は合同側神学校の総神大出身だ。
▲ 崔三卿牧師

12月30日ソウル大峙洞の総会会館で開かれた大韓イエス教長老会(合同) 第96回総会2次政策実行委員会では役員会に上程された「崔三卿牧師異端規定同意要請の件」が満場一致で通過した。

合同側ではムン・セチュン牧師を委員長とする「崔三卿異端処理委員会」が構成され、これに対する研究報告書を提出した。同委員会は「崔三卿は改革主義信仰に反する異端で、彼を擁護する雑誌『教会と信仰』を含めて庇護するすべての勢力はその同調者」と発表した。

キル・チャヨン韓基総代表会長はこの日、実行委に参加して「これは軽く考えてはいけない事案で、韓国教会のために総会がこれを決意しなければならない」と「その上にこのような異端思想を統合では支持しているので合同がこれを直さなければならない」と発言した。

ファン・ギュチョル総務は「三神論と月経たいよう論をずっと主張しているから今度論難を終息させなければならない」と明かした。イ・キチャン総会長も「この席で論議する必要さえない事案」と言いながら「三神論とマリア月経たいよう論を決して認めることができない」と念を押した。この他にもあちこちで「このような思想は見ることもなしに異端」という激昂された声が出た。

韓保総加入も確定 … イ・キチャン総会長が代表会長
「WCCは神学的戦争」明らかな保守主義表明の意志

実行委ではこれに先立ち韓国長老教保守教団総連合会(以下韓保総)に加入することを決議した。韓保総は合同総会に加入を要請しながら ▲韓国教会の保守教団を主導する合同総会が主導権を持って韓保総を導いてほしい ▲イ・キチャン総会長が初代代表会長を引き受けてリーダーシップを発揮してほしい ▲韓基総を含めた連合機関で合同教団がリーダーシップを発揮してほしいなど3項目を提示した。

実行委では韓保総加入の件を実行委で通過させることができるのかとうい法理解釈上の問題で論議が続いたが、韓保総は連合機関なので教団間の加入・交流などの問題ではないという結論を得た。実行委員たちは「乱世に神学を守る事が何より重要だ」、「WCCは単純な行事ではなく神学的戦争」、「三神論・月経論を認める教団らと一緒に行くことができない」などの発言が出た。

イ・キチャン総会長は、登録を通過して、「あえて韓保総問題ではなくても改革主義の教団が集まって、いつかは明確な立場を表明すべきだと考えてきた」とし、「実行委員の方々は、保守神学に自信を持つ時期を期待して、登録することにしたから確実によくなるようにする」と述べた。

合同側は韓保総に加入して活動する場合、▲現在の争点となっているWCCへの対応が有利になり、▲教界でいわゆるいわゆる汎合同の側面を結集するために有利であり、▲神学と信仰の一致に基づいて連合の活動や福音宣教活動に有利であると予想した。

加えて、キリスト新聞社の規則や牧師副総会長候補の年齢に関する選挙管理委員会の規則の改正等総会の決議と規則の不備が競合する事案は、「法と秩序に基づいて」処理することにした。

2011年12月27日火曜日

崔三卿牧師、異端判定を受け韓国基督教総連合会(CCK)から追放


2011年12月27日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は한기총 “이단 최삼경은 출입금지”です。
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=252597


韓国基督教総連合会、「異端崔三卿立ち入り禁止」



韓国キリスト教総連合会があるキリスト教連合会館15階で、最新の月経たいよう論と三神論で神への冒涜と異端の判定を受けた崔三卿牧師の出入りを禁止するという公告が掲げられた。

2011年12月20日火曜日

韓国基督教総連合会、「『崔三卿神学』 は極めて深刻な異端と同時に神聖冒涜」

2011年12月20日付けで韓国の一般紙である国民日報に広告掲載された韓国基督教総連合会の立場声明を紹介します。日本語訳の下に原版を掲載します。

声明書

韓国基督教総連合会秩序確立対策委員会の立場表明


韓国基督教総連合会(韓基総)は去る12月15日(木)に役員会を持って、いわゆる '崔三卿神学' という '三神論' と 'マリア月経胎孕論' に対して "深刻な異端と同時に神聖冒涜" と見た本秩序確立対策委員会(秩序委)の調査結果を、参加した役員(名誉会長、共同会長、副会長)らが満場一致で受けることに決意して定めた。

ここに、本秩序委では韓国教会1200万聖徒と5万牧師の前に、三神論と月経胎孕論という異端思想の害悪を警戒して、いまだにそのような異端思想を悔い改めるどころか韓キ総指導者たちを誹謗している崔三卿牧師と彼を擁護する一部の常識のない教界人士に厳重に警告しようと次のように声明書を発表する。

1. '崔三卿神学' は極めて深刻な異端と同時に神聖冒涜

聖書とキリスト教の正統教理は、三位一体の神と聖霊に胎孕されたイエス・キリストをはっきりと証言している。しかし、いわゆる '崔三卿神学' という三神論とマリア月経孕胎論では、三位の神をそれぞれの本質を持った '三つの霊の神' つまり三人の方の神と主張しており、イエスの誕生に対しても "月経なしに生まれたという話の中にはイエスの人性が否定されてしまう" と主張している。

特に月経胎孕論の主な骨子(要点)は "イエスがマリアの月経(血)を通じて生まれた"、 "イエスがマリアの月経なしに生まれたという話はマリアの肉体を借りないで生まれたという話のようだ"、 "童貞女誕生はマリアがヨセフの精液によって懐妊しなかったという意味" などで、これは2千年のキリスト教史上、類例がない神聖冒涜と言える。'崔三卿神学' は禁断の門を越えてイエス・キリストの尊厳と正統キリスト教教理を毀損した。

したがって、韓国のすべての正統教会と教人たちはこのような '崔三卿神学'に眩惑されることがあってはいけないだろうし、このような主張をする者を擁護するとか彼と交流することが絶対にあってはならない。

2. 崔三卿牧師の詭弁は一顧の価値もない

崔三卿牧師は詳しい検証と討論の手続きもなしに自分を異端と規定したと主張するが、本秩序委が役員会の委任を受けた後、彼の文章と講演など三神論・月経胎孕論に対するすべての資料を調査した結果、これはとうてい黙過できない深刻な異端との結論が出た。

崔三卿牧師はその間、自分が異端を断罪する時どんな方法を使ったのか自らもっとよく知っていることだろう。彼は自分が直接書いた文章で "事前に当事者に会うことになるとむしろ研究の純純性が疑われる危険がある。なによりも本とテープくらい客観的な資料がどこにあるのか? 問題にしようとするなら具体的な内容を聞いて問題にすれば正しいだろう" と言いながら釈明の機会を与える必要もないことを強弁した。

しかし本秩序委は、崔三卿牧師本人に釈明の機会を与えることが研究調査の公正性に帰することだと判断して非公開で釈明の機会を与えたのだ。それにもかかわらずチェ牧師は初めには自分に釈明の機会をくれと懇請したのに、後になって急に態度を変えて返事を拒否し、今日まで韓キ総と本秩序委を誹謗している。それだけでなく韓キ総のキル・ジャヨン代表会長に人身攻撃にあたる内容証明を送ってこれを言論に公開したりした。

また統合側は、過去に韓国教会を代表する牧師であるヨイド純福音教会チョー・ヨンギ牧師を似非(えせ)と規定してから解除するという非常に奇怪で想像もつかない仕業を起こしたうえに、今回は崔三卿牧師が自ら委員長を務める統合側異対委を利用して韓国教会の指導者であり韓キ総代表会長であるキル・ジャヨン牧師とWCC対策委員長と同時に保守教界の指導者であるホン・ジェチョル牧師、それに同じ統合側の政治部長を務めたイ・ジョンファン牧師まで秩序委の専門委員を引き受けたという理由のために報復して異端擁護者と規定しようという笑えない寸劇をしている。チェ牧師はいつまでこんなに韓国教会を混乱させようとするのか。もう彼は一日も早く三神論・月経胎孕論のような詐欺的異端の仮面を脱いで、これ以上韓国教会と聖徒たちを馬鹿にしないことを強く要求する。

3. ジョ・ソンギ牧師と彼に追従する一部教団総務は三神論と月経胎孕論に対する自分の神学的見解を直ちに明らかにしなさい

統合側事務総長ジョ・ソンギ牧師は一部の教団を先導して崔三卿牧師に対する異端解除を企てているそうだ。ジョ・ソンギ牧師は12月9日午後韓国教会百周年記念館で数人の人士たちと集まりを持った後記者会見で、そして13日午前所属教団の同意もなしに一部総務及び異対委員長の集まりを持った席で崔三卿牧師を庇護する発言をしたことがわかった。そのような異端擁護行為と彼に同意した者たちは、後日確認を経て異端ないし異端擁護者と規定することを警告する。

もうジョ・ソンギ牧師と彼に追従する勢力はこれ以上、隠れて韓キ総を誹謗・陰害せず、上に言及された崔三卿牧師の三神論と月経胎孕論の主張に同意するのか早く公開的に立場を表明しなさい。ジョ・ソンギ牧師とイエ聖側総務チェ・ギス牧師、合神側パク・ヒョンテク牧師などは韓キ総を転覆させるための会合を秘密裡に何回も持っているということだが、このような行為が度を越すようになれば、これもまたこの際に本委員会で秩序を立て直すために定款によって処理すると通報する。

またこの状況を政治的に打開しようとする考えを捨てて、もうたびたび指摘したように統合側自らも、前職政治部長と異対委員長及び異端相談所長が公式に問題を申し立てた事がある崔三卿牧師を解職して、異端を厳しく処断すべきだろう。そして異端が異端を鑑別して教界の混乱と紛争をもたらすというよくない汚名を脱いで、韓国教会が和合と一致のために手を取り合って本然の使命に最善を尽くすことを要求する。

2011年 12月 19日
韓国基督教総連合会秩序確立対策委員会

委 員 長 キム・ヨンド牧師 書記 キム・ギョンハク牧師
委  員 イ・スンリョル牧師、キム・ジンチョル牧師、ハ・テチョ長老、オム・ジョンムク牧師、ガン・テグ牧師、キム・ウォンナム牧師、カン・ギウォン牧師
専門委員 イ・ジョンファン牧師 他 4人


2011年12月15日木曜日

CCKを追放された崔三卿牧師が実行委員会に乱入し、追い出された事件

2011年12月15日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は”한기총 실행위, 직제 개편하고 10.28 결의 재확인”です。
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=252621

韓国基督教総連合会実行委員会、職制改編して10.28決議を再確認

異端規定された崔三卿牧師、会議場に侵入するも追い出される

韓基総が職制を再構成し、10月28日に実行委での決議を再確認した。


▲27日に開催された韓基総第22-3回実行委員会。


韓国キリスト教総連合会(韓基総、代表会長キル・チャヨン牧師、以下、CCK)は27日、役員会と実行委員会を開き、人事委員会(定款・運営細則・選挙管理規定改正と補完)と秩序確立対策委員会の報告を受けた。

特に人事委員会は、CCKの職制と関連し、既存の3局長・部長体制で、チーム長と幹事若干名を置くように改編することにより、人件費過剰支出によるいびつな財政構造の改革を模索した。秩序確立対策委員会は崔三卿牧師の三神論、月経たいよう論異端規定が内容上・手続上のいかなる欠陥もなく進行されたことを報告した。また、10月28日に開かれた実行委員会で可決された定款・運営細則・選挙管理規定改正案について再確認した。

ところが、この日の実行委員会では、崔三卿牧師の問題が物議をかもした。大韓イエス教長老会統合教団は、実行委員会の開催前日に急に崔三卿牧師を含む新しい実行委員名簿を提出したが、韓基総は崔三卿牧師は、最近、異端・神への冒涜と規定されておりチョ・ソンギ牧師は崔牧師を擁護し、CCKを誹謗したので会員権を与えることができないという立場だった。

これにより、崔三卿牧師は最初から出入口で入場を止められたが、物理力で阻止線をくぐって入り、会場の真ん中に座り、議長の許諾もなしに発言をしようとし末、出席委員によって会議場の外に連れていかれた。チョ・ソンギ牧師も崔牧師を擁護し、議長キル・チャヨン代表会長を引き下ろそうとし、出席委員ともみ合ったあげく、引きずられ追い出された。二人が連れ出された後、会議は大きな騒ぎもなく終了した。


▲出席委員によって引きずられていく崔三卿牧師。

▲チョ・ソンギ牧師が議長キル・チャヨン代表会長を引き出そうとする中、出席委員から制止を受けている。
韓基総のある関係者は「韓基総の崔三卿牧師は明確に異端と規定されたにもかかわらず、統合教団が突然崔牧師を実行委員にまで入れることは、CCKを侮辱する行為」、また「異端と一緒に会議を行うことができない」と強調した。

▲パク・ウィグン総会長が実行委員会を終えた後、立場を表明している。
一方、この日の実行委員会では、統合教団のチョ・ソンギ事務局長をはじめ、スタッフまで会議場の内外に現れ、大声を上げながら、もみ合うなど、組織的な動きを見せた。統合教団のパク・ウィグン総会長は、この日の実行委員会の手続上の欠点を理由にすべて無効と主張した。


しかし、韓基総側は統合教団の主張に「一考の価値もない」とし、 「今日の騒動を起こした人物らに対しては、懲戒を検討している」と述べた。

韓国基督教総連合会、崔三卿牧師を異端と最終確定

2011年12月15日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は”한기총, 최삼경 목사 이단으로 최종 확정”です。
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=252303

韓国基督教総連合会、崔三卿牧師を異端と最終確定

役員会で秩序委の調査結果、報告をそのまま受理

韓国基督教総連合会(代表会長キル・チャヨン牧師、 以下韓基総)が崔三卿牧師(光と塩教会)に対して「異端・神聖冒涜」であると決定した。

▲ 崔三卿牧師
15日に開催された韓基総役員会は崔三卿牧師の三神論と月経たいよう論に対して秩序確立対策委員会(委員長キム・ヨンド牧師、以下秩序委)の「キリスト論はもちろんのこと神論、救援論、贖罪論を崩す異端的主張」という報告を受けた。韓キ総定款と慣例上、各委員会の報告は役員会で受理されることで確定される。役員会は委員会の報告に重大な欠点がないとしてそのまま受理した。

一部では「委員会が決意して役員会でそれを受理したといえども、実行委と総会で覆すことができる」との主張があるが、これは無理強いに近い。 韓基総定款には役員会が「各委員会の事業を指揮 ・監督 ・支援する」と言う条項がある。実行委や総会では委員会の活動に対して可否を決める法的根拠も、そのようにした前例も全くない。

韓基総のある核心関係者は「委員会の決意を役員会で受理すれば、それですべての手続きが終わったこと」と言いながら「実行委や総会がこれを覆す権限はない」と明らかにした。

2011年12月12日月曜日

大韓イエス教長老会統合元異端対策委員長「三神論 崔三卿は異端」

2011年12月12日付けの韓国ヴェリタスの記事を紹介します。原文は김창영 목사 “삼신론 최삼경 목사는 이단” です。
http://www.veritas.kr/contents/article/sub_re.html?no=5630

金チャンヨン牧師、「三神論 崔三卿は異端」
崔三更 異端性の可否 記者歓談会で主張
11日(韓国)基督教会館の記者会見場には教界記者ら20人余りが参加、崔三卿牧師の異端解止の可否に深い関心を示した。韓国ヴェリタス

大韓イエス教長老会(統合)の元異端似非対策委員会委員長、金チャンヨン牧師が11日基督教会館2階にある小会議室で記者歓談会を開いた。「やっつけ式宗教裁判」で教団内に物議をかもした崔三卿牧師を相手に総会に陳情書を出した金牧師はこの日、「(崔三卿牧師の)三神論問題は総会から解止処分を受けたことが無い」と延べ、「中会で報告したからといって終わったものではない。必ず調査研究して総会にて再び提出するべきだ」と主張した。

金牧師は去る87回総会で出た研究結論に対する追加説明として崔三卿牧師の三神論異端思想の現状を察してみた。当時、三神論研究結論の前文を公開した彼は、大きく2つに分けて崔牧師の異端性を立証した。第一は、「崔牧師の主張は三つの神様になり、三神論の根拠となる。そして、すべての教会が信じて告白するアタナシウス信条と相反する」。第二、「崔牧師が主張した『聖書の完成と共に聖霊のあらゆる賜物が奇跡と共に終わった』とする奇跡終了論は非聖書的であり、ウェスタミンスター信仰告白および我が教団である長老教の信仰告白を否定するもの」であった。結局、崔三卿牧師の主張が「三神論により聖霊論にて非聖書的であることと結論付けられた」ということだった。

また89回ソウル東中会が崔三卿牧師に免罪符式に発行した研究結果報告に対する反駁を続けた。金牧師は「89回研究結果報告の終わりに『中会により適切な措置をとるようにしたほうが良いと思われる』とした内容を根拠にして第89回総会にソウル東中会(当時の中会長。イ・イルリャン牧師)が「崔三卿牧師に対する措置結果報告および請願の件」を提出したが、総会が決議した三神論と聖霊論問題に対してどのような変化があったか全く敷衍説明や指導措置結果資料が一つもないまま公文一枚のみ提出しただけだ」と指摘した。

その後、第89回総会を前にして、ソウル東中会は「崔三卿牧師が提出した信仰告白書と三位一体および聖霊論に問題がなかったことを確認した」という内容の請願書を提出した。これに対し総会異端委はソウル東中会が提出した書類を受けたとの報告を総会にした。しかし、金牧師は「これは三神論問題が解止されたものではない」と述べた。総会内に三神論解止の請願もなかったし、したがって解止した事実もないとのことだ。

「崔三卿牧師は異端解止されたことがない」金チャンヨン牧師
金牧師はまず大韓イエス教長老会統合の異端解止の手続きについて説明した。彼は「我が総会異端委が罪に定めた異端、えせを解止するためには、(時には)、総会に請願が入ったら異端委が受任案件として移牒し、研究分科や調査分科に渡して研究調査をさせて、その結果、問題が解消されるか又は確実に悔い改めて(異端からの)方向を変えたことが確認されれば、総会に異端委報告の中、請願の件として解止を要請し、総会が決議したらそのときにやっと解止となるものだ」と述べた。しかし、崔三卿牧師はこうした手順を踏んでいなかったとのこと。

金牧師は「崔牧師に関連した問題は受任案件でもなく、通称のこういう手続きを踏まなかった」とし、「三神論と聖霊論において非聖書的なものであると決議した崔牧師の問題はいかなる研究や調査が(未だ)なされていなかった」と主張した。

このほかにも、金牧師は異端鑑別師という肩書きをもって教会から正当でない金品を受け取っていることに対して「事実だ。その証拠資料をもっている」と確認した。

この前に、崔牧師の告訴により警察所で調査を受けてきたとの事実も知らせた。崔三卿牧師が教会連合新聞、クリスチャントゥデイ、そして本紙(韓国ヴェリタス紙)に掲載された金チャンヨン牧師の記事を見て告訴したとのこと。告訴した罪目は出版物による名誉毀損だったし、記者会見した内容が教会連合、クリスチャントゥデイ、そして本紙に掲載されたためであった。

崔牧師の告訴内容は△三神論は総会で終わり、何の問題もないし、解止されたにもかかわらずその問題を未だに主張しているとのこと△第94回総会報告の時、異端委報告が手続き上、適法だったし、何の問題がなかったにもかかわらず異法、不法であるとのことだった。

これに対し、金チャンヨン牧師は去る2日、警察の調査で△崔三卿牧師の問題は総会で解止されたことがなく、中会に報告したからといって終わるものでもなく、必ずしも調査研究してその研究が総会で再び受け付けられるべきだと主張し、△今も(崔三卿牧師が)三神論を主張していると陳述したと伝えた。

2011年12月6日火曜日

崔三卿牧師に共産主義と解放の神学の影響を受けた都市産業宣教の前歴


2011年12月6日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は”최삼경 목사, 70년대 도시산업선교 전력 드러나”です。
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=252034

崔三卿牧師、70年代の都市産業宣教前歴が明らかに

過去の "人共旗燃やすなら星条旗も"発言も

最近の韓基総秩序委員会から「異端・神聖冒涜」規定がなされた崔三卿牧師は、過去都市産業宣教前歴があったという主張が提起された。

本誌に入ってきた情報提供によると、崔三卿牧師の過去の履歴の中には1970年代初中盤某企業の都市産業宣教に携わっていたという事実が記録されていた。これにより、崔牧師はどれくらい深く産業宣教に介入したのか、また、まだ当時の思想と宣教方法論を維持しているのかが注目されている。

都市産業宣教は左派のキリスト教界で、かつて主力だった運動で、「産業社会の発展に伴う労働者の権益を保護し、産業社会にキリスト教精神を具体化させる」という名分を持っていたが、実際には共産主義と解放の神学の影響を受けて、社会の福音化のために階級闘争式方法まで引き入れなければならないという根本的な活動が支配的であった。そのために「都産(都市産業宣教)が入ると会社が倒産する」という言葉があるほどであった。

実際に崔三卿牧師は保守のキリスト教を根幹としている韓基総に長く身を置いていながらも、過激で左派的な言動を見せるという批判をしばしば受けてきた。

彼は数年前、ある宗教界人士と会った席である愛国集会に言及しながら、「人共旗(北朝鮮国旗)を燃やすなら星条旗も燃やして煙にしなければ」という発言もしたことが分かった。宗教界の進歩性向のメディアとも非常に緊密な関係を維持している。

崔三卿牧師はアメリカで開催されたある集会でも、講義の主題と関連なく、ギム・ジュンゴン牧師、チョー・ヨンギ牧師、ナ・ギョンイル牧師、ハ・ヨンジョ牧師、ユン・ソクジョン牧師など韓国教会を代表する牧会者らに対して非難したり批判的に言及したりした。

宗教界では、崔三卿牧師の三神論と月経たいよう論がキリスト教を破壊する意図があるという主張が提起されていた。 ある教界人士は、「崔三卿牧師はキリスト教の神を信じず、三位一体を真っ向から否定し、また毀損する行為は、キリスト教の根幹を完全に否定していることを示している」とし、統合教団のイェ・ヨンス牧師(前韓神大学院院長)は
「崔三卿牧師の『月経たいよう論』は聖書・神学的な観点から研究すると、完全に異端思想であり、韓国キリスト教会に混乱を引き起こすウイルス的キリスト教ジョーカー(Joker)の策略である」と指摘している。

ある教界人士はこれに対して「左派的思想を堅持している場合は、進歩教団に行って活動すべきだ、なぜ保守系であのように混乱を起こしているのか理解できない」と述べた。

一方、本紙はこのような疑惑に対して何度も崔三卿牧師と話をしようとしたが、崔牧師は、電話を受けなかったり、一方的に切ったりした。