2018年12月10日月曜日

韓国CTとニュースNジョイの因縁

一見関係のない2つの別々の問題に見える「クリスチャントゥデイを異端に仕立て上げてキリスト教界から抹殺しよう」という問題と、「ニュースNジョイは主体思想派のキリスト教弱体化工作のための扇動組織である」という問題。最初は何がきっかけだったのか?っていうところを見ると、つながってくるものがあります。

1.宗教マフィア

大韓イエス教長老会統合教団の崔三卿牧師という自称異端専門家、異端鑑別師を名乗る人が3人の同種の人たちと韓国の様々な教会を訪れて「あなたの教会を守るために異端対策をしてあげよう。だから異端対策費用としてXXX万ウォンを払ってください」というビジネスをしていました。中には払えない牧師や払いたくない教会がありました。「いやそんなことしなくていい。帰ってください」と言った牧師はニュースNジョイに女性スキャンダル、異端疑惑、金銭問題などを報道され、韓国のキリスト教界から「正義の名のもとに」抹殺されました。実はニュースNジョイの捏造だったのです。自分の教会の牧師が失脚し、教会が潰され、自分の教会を失った信徒は悔しさと悲しみに暮れます。崔三卿牧師は異端対策費というみかじめ料を徴収する「宗教マフィア」だと呼ばれるようになっていました。

2.作戦会議

その後韓国クリスチャントゥデイが大韓イエス教長老会合同福音教団の張在亨牧師によって創立されます。記者は世間知らずの若者です。ただ正義感にあふれて突っ走る人が何人かいたようです。ある日クリスチャントゥデイに電話録音の音源が届けられました。崔三卿牧師とお仲間の宗教マフィアが正統教会の牧師Aをどのようにして異端に仕立て上げるのか作戦会議をする電話でした。オウンゴールですね。自分で異端捏造の手順を語ってるんですから。この時点で張在亨牧師を批判する人は韓国のキリスト教界にはだれもいませんでした。もちろん以前統一協会やその関連団体にいて、そこを出て正統な教会の牧師をしている人は多くいました。ただ、暗黙の了解として互いにそのような過去は触れないというエチケットのようなものがあったようです。

韓国クリスチャントゥデイにもたらされた崔三卿牧師を告発する電話音源は他の多数のキリスト教メディアにもすでに送ってありましたが、ニュースNジョイによる報復捏造報道を恐れて誰もこれを公開し、批判的に報道するメディアはありませんでした。何も知らないで驚愕した韓国クリスチャントゥデイの記者以外は。韓国クリスチャントゥデイにある記事が掲載されました。電話録音を詳細に記述し、正統な牧師をどのように異端として捏造するのか協議し、次のステップを整え、方向性を決める様子が暴露されました。他の新聞が報じないのでスクープになってしまいました。韓国のキリスト教界がざわつきます。崔三卿牧師やニュースNジョイなどの被害者らは内心「よくぞやってくれた」と思いつつも、「大丈夫か、標的にされたらひとたまりもないのではないか?」と心もとない思いもあったそうです。

3.殺れ

崔三卿牧師がある日いつものように異端捏造をしようとして気づくと韓国クリスチャントゥデイにそのことがバラしてありました。小悪人なら焦って震えるのですが、自分のメディアを従え、自分が黒といえば白も黒くなる権力者は一味違います。崔三卿牧師は怒りに燃え、「この若造が。人の領域(シマ)あらしやがって。まあいい。こんな無名の新聞すぐに潰してやるから。」崔三卿牧師はいつものようにニュースNジョイの記者に連絡をしました。「次はクリスチャントゥデイだ。何か探せ。そして殺れ。」この瞬間から、崔三卿牧師とニュースNジョイは韓国クリスチャントゥデイと決して共存できない、どちらかが生き残り、どちらかが死ぬまで死闘を繰り広げる関係になりました。韓国クリスチャントゥデイの報道が「正しい」ことになれば崔三卿牧師は社会的に死ななければなりません。異端捏造の暴力という剣によって韓国クリスチャントゥデイのペンを折れ。これが崔三卿牧師の殺害命令だったのです。

4.ペンと剣

韓国クリスチャントゥデイのあら捜しをしますが、金銭問題、女性問題、どちらもクリーンでした。残る選択肢は異端捏造。設立者である張在亨牧師の経歴、発言、教えの内容、数百ページの文章をニュースNジョイ記者は漁ります。張在亨牧師は若い頃統一協会の外郭団体でキリスト教の福音宣教をしていたことがわかりました。「やった。見つけた。」ニュースNジョイの記者は使命感に溢れます。主体思想の勝利のためにまた一人牧師と、新参のキリスト教メディアを社会的に抹殺できそうだ。キリスト教の弱体化に貢献できそうだ。こうして作られたのが張在亨牧師統一協会前歴報道でした。ただ、今回の敵は違いました。安々と殺されてたまるかと血気盛んな若者が反論を報道し、ペンで対抗してきました。

5.「客観的な第三者」

崔三卿牧師が異端対策委員会の相談室長を務める韓国基督教総連合会(CCK)では、崔三卿牧師の発案により張在亨牧師の異端調査が開始されました。「ニュースNジョイが疑惑を報じているから調査せよ。」と自作自演を異端対策委員会の会議で発案します。このようにして、張在亨牧師は宗教裁判に引き出されました。ニュースNジョイはこれみよがしに報道します。記事は「CCKが異端疑惑で張在亨牧師を調査」です。マッチポンプにも程があるのですが、あくまで客観的な第三者を装って大々的に報道するのが異端捏造のこつだそうです。

根田さんが日本のクリスチャントゥデイを抹殺するための口実を探していたのがちょうどこのころでした。それでJEAが55の加盟教団に送ったFAXの内容が以下のように定まったということです。


日本福音同盟 Japan Evangelical Association
101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1 OCCビル内
TEL 03-3295-1765 FAX 03-3295-1933 E-mail office@jeanet.org
2004年6月17日
JEA加盟団体各位
JEA協力団体各位
主の御名を賛美いたします。
最近、いち報道機関として活動を始めた『クリスチャントゥデイ』に関して、さまざまな問い合わせが皆さまからございました。数ヶ月間、調査結果を待っておりましたが、一昨日、韓国の新聞社「韓国基督公報」を通じて次の内容の事が明らかになりました。

韓国クリスチャントゥデイ新聞の常任理事、張在炯牧師は、統一協会の核心メンバーであることが判明。このことについての記事が韓国のオンライン新聞であるNews N Joyに出ている。基督公報の取材によれば、海外ネットワークとして日本と中国に力を入れているらしい。張在炯牧師は現在合同福音教団の総会長ですが、韓国基督教総連合会から異端として調査中である。(クリスチャン新聞提供)
上記の調査報告を深刻に受けとめ、JEAは今後、『クリスチャントゥデイ』の取材を一切受けないことといたしました。その事を関係者の皆様にご報告いたします。
主にありて
理事長 小川国光
総主事 具志堅聖

根田さんは崔三卿の保身と、ニュースNジョイのキリスト教弱体化工作のために用意した矢を知ってか知らずか、日本のクリスチャントゥデイに向かって放ったということです。


6.コインの裏と表

張在亨牧師は韓国キリスト教総連合会の異端対策委員会において、「証拠がなく事実でなく、異端性が全くない」と判断され、無罪放免となりましたが、結果これが冤罪であるため、責任者の処罰を求めますが、CCKの指導者らに「どうか穏便にしてほしい」となだめられて偽りの告発者らを赦しました。

一方崔三卿牧師は後に自分が異端であることが判明してCCKを追放されました。ニュースNジョイは今まさに炎上しています。コインの表と裏のように対象的な結末に終わりましたね。神様のどんでん返しはこういうものではないでしょうか?

最後に印象的なエピソードをひとつ。

宗教裁判の検察官よろしく崔三卿牧師が張在亨牧師を調査するときに、崔三卿牧師は面と向かって金持ち自慢をしたそうです。自分がいかに金が多いかを誇る崔三卿牧師はこう口走ったそうです。「ニュースNジョイの記者にあんたのことを調査させるのに3000万ウォンもくれてやったんだよ」賄賂を払って捏造記事を書かせてたことを自分から言ってしまいました。オウンゴールです。

書いていてバカバカしくなるほどの汚い話しですが、韓国のキリスト教界の腐敗した現実です。

ニュースNジョイの問題がクリスチャントゥデイの疑惑問題とはコインの裏と表の関係にあることがおわかりになったでしょうか?

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