2009年6月18日木曜日

窮地の崔三卿牧師、韓国で再び自作自演の記者会見

出席者なく、1時間かけて会場を自分の教会へ移動

 Y氏が6月17日、これまでと同じように、実際とは違う誤った情報をブログに掲載しましたので、以下に実際の状況について解説します。

 現在韓国では、ソウル中央検察庁が、名誉毀損の罪で崔三卿(チェ・サンギョン)牧師の意を汲んで韓国クリスチャントゥデイを誹謗中傷する内容を報じた 「荒野の声」紙(趙ヒョグン社長)を求略式起訴し、300万ウォンの罰金刑処分(事件番号2008刑第88813)が命じられましたが、「荒野の声」紙が判決を受け入れず控訴、現在も裁判が続いている中にあります。そして、もうすぐ来月9日には控訴審の結果が出るという状況です。

 このように控訴審の判決が迫り、すでに韓国国内では韓国基督教総連合会(韓基総=CCK)異端似非対策委員会からも解任され、異端専門家として神学的・人格的適格性が疑われて窮地にある崔三卿牧師とその周辺、また崔三卿牧師寄りの麥裕沛(ルドルフ・マク)博士が記者会見を要請したというのが、今回Y氏が伝えている実体です。

 しかし、この会見、実際は「記者」会見にもならないものだったのです。なぜなら、どのメディアからも記者がまったく来なかっただけでなく、参加者自体がいなかったのです。来たのは、崔三卿牧師がいつも宣伝に使っている「ニュースNジョイ」など数社の記者と、崔三卿牧師らが攻撃をしている宣教団体のイエス青年会(YD)関係者だけでした。

 Y氏はそれをYD関係者が会見を妨害したなどと伝えていますが、記者はおろか他に参加者自体がいなかったのですから、妨害もなにもありません。その状況に困惑した崔三卿牧師は当初の会場から1時間以上も離れた自分の教会まで移動して、集めた自称脱会者2人と、「ニュースNジョイ」などの崔三卿牧師寄りのメディアの記者3、4人だけが集まる密室の中で、今回の自作自演と言える記者会見を開いたのです。

 結局、問題があるかのように言い広めているのは、日本ではY氏(またY氏と連携しているクリスチャン新聞の根田祥一氏)、韓国では崔三卿牧師とその影響下にあるいくつかの小メディア、また香港では麥裕沛(ルドルフ・マク)博士のような人たちだけで、これらのコネクションがより鮮明になっただけと言えます。

 そもそも、いま韓国でその反キリスト教性を問題視されている親北朝鮮紙「ニュースNジョイ」の記事を無批判で引用すること自体、大きな問題を含んでいるのです。

 ちなみに、今回の記者会見に参加した自称脱会者2人のうち1人は、現在、ある事件の被疑者として警察から取り調べを受けています。もう1人については、後ほど詳細にお話します。この2人の実態を知れば、みなさんとても驚かれることでしょう。

Y氏のついた3つの嘘

 Y氏はこれまで自身のブログで3つの嘘をつきました。

 ひとつは、韓国基督教総連合会(韓基総=CCK)異端似非対策委員会の動きについてです。Y氏はこれまで、あたかも自分の主張通りにCCK異端委が動いているように、つまり、CCKが張在亨牧師を調査するという内容を伝えてきました。しかし、実際はそれらの動きはすべて崔三卿牧師が企てたものに過ぎず、崔三卿牧師らの出した調査を求める議案は、CCKの会長団、実行委員会、委員会議のいずれにおいても否決されました。さらに、今度は崔三卿牧師自身がCCK異対委から異端の疑いを提起され、同委を解任させられてしまっています。

 Y氏は今回のブログの記事で、調査が行われないことについて、異対委の委員長のことなどを取り上げて「調査を行うことは困難な見通しとなっている」などと言い訳をしていますが、CCKが調査を行うというのは全くの嘘だったのです。

 第2に、韓国長老教総連合会(韓長総)・異端対策委員会の動きについてです。Y氏は、韓長総・異対委も調査を行っていると伝えていましたが、これも全くの嘘です。

 CCK異対委を解任させられた崔三卿牧師は、数少ない味方の牧師一人を頼りに、その牧師がいる韓長総の異対委に入り込み、CCK異対委で否決されたのと同じ議案を提出して、「韓国長老教総連合会・異端対策委員会」の名前で議案を公的に有効化しようとしました。崔三卿牧師は、韓長総で正式な承認を得たかのように見せかけて、自身の議案が決議されたという内容をメディアに流しました。しかし、崔三卿牧師の方法は、韓長総の委員とも話をしないで異対委を開くなど強引なもので、後日、韓長総からは、そのような決議が行われなかったこと、またそのような決議はありえないとする異例の公文が発表されました。

 これも崔三卿牧師による自作自演の悪巧みの遺物で、Y氏は散々この崔三卿牧師の動きを利用して偽りの情報を伝えています。

 最後に、アメリカの北カリフォルニア州神学調査委員会と香港のダニエル・オ調査団についてです。Y氏はこれまで、これらの団体が各国で調査を進めており、問題があたかも世界的に注目されているかのように伝えてきましたが、これもY氏が言うような世界的な問題では全くありません。
 
 北カリフォルニア州神学調査委員会に至っては、委員長が解任され現在は解散状態です。また、ダニエル・オ調査団についても、現在その団体自体が存在するのかしないのかも分からない状態です。つまり、自然消滅してしまっているのです。

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