2011年12月20日火曜日

韓国基督教総連合会、「『崔三卿神学』 は極めて深刻な異端と同時に神聖冒涜」

2011年12月20日付けで韓国の一般紙である国民日報に広告掲載された韓国基督教総連合会の立場声明を紹介します。日本語訳の下に原版を掲載します。

声明書

韓国基督教総連合会秩序確立対策委員会の立場表明


韓国基督教総連合会(韓基総)は去る12月15日(木)に役員会を持って、いわゆる '崔三卿神学' という '三神論' と 'マリア月経胎孕論' に対して "深刻な異端と同時に神聖冒涜" と見た本秩序確立対策委員会(秩序委)の調査結果を、参加した役員(名誉会長、共同会長、副会長)らが満場一致で受けることに決意して定めた。

ここに、本秩序委では韓国教会1200万聖徒と5万牧師の前に、三神論と月経胎孕論という異端思想の害悪を警戒して、いまだにそのような異端思想を悔い改めるどころか韓キ総指導者たちを誹謗している崔三卿牧師と彼を擁護する一部の常識のない教界人士に厳重に警告しようと次のように声明書を発表する。

1. '崔三卿神学' は極めて深刻な異端と同時に神聖冒涜

聖書とキリスト教の正統教理は、三位一体の神と聖霊に胎孕されたイエス・キリストをはっきりと証言している。しかし、いわゆる '崔三卿神学' という三神論とマリア月経孕胎論では、三位の神をそれぞれの本質を持った '三つの霊の神' つまり三人の方の神と主張しており、イエスの誕生に対しても "月経なしに生まれたという話の中にはイエスの人性が否定されてしまう" と主張している。

特に月経胎孕論の主な骨子(要点)は "イエスがマリアの月経(血)を通じて生まれた"、 "イエスがマリアの月経なしに生まれたという話はマリアの肉体を借りないで生まれたという話のようだ"、 "童貞女誕生はマリアがヨセフの精液によって懐妊しなかったという意味" などで、これは2千年のキリスト教史上、類例がない神聖冒涜と言える。'崔三卿神学' は禁断の門を越えてイエス・キリストの尊厳と正統キリスト教教理を毀損した。

したがって、韓国のすべての正統教会と教人たちはこのような '崔三卿神学'に眩惑されることがあってはいけないだろうし、このような主張をする者を擁護するとか彼と交流することが絶対にあってはならない。

2. 崔三卿牧師の詭弁は一顧の価値もない

崔三卿牧師は詳しい検証と討論の手続きもなしに自分を異端と規定したと主張するが、本秩序委が役員会の委任を受けた後、彼の文章と講演など三神論・月経胎孕論に対するすべての資料を調査した結果、これはとうてい黙過できない深刻な異端との結論が出た。

崔三卿牧師はその間、自分が異端を断罪する時どんな方法を使ったのか自らもっとよく知っていることだろう。彼は自分が直接書いた文章で "事前に当事者に会うことになるとむしろ研究の純純性が疑われる危険がある。なによりも本とテープくらい客観的な資料がどこにあるのか? 問題にしようとするなら具体的な内容を聞いて問題にすれば正しいだろう" と言いながら釈明の機会を与える必要もないことを強弁した。

しかし本秩序委は、崔三卿牧師本人に釈明の機会を与えることが研究調査の公正性に帰することだと判断して非公開で釈明の機会を与えたのだ。それにもかかわらずチェ牧師は初めには自分に釈明の機会をくれと懇請したのに、後になって急に態度を変えて返事を拒否し、今日まで韓キ総と本秩序委を誹謗している。それだけでなく韓キ総のキル・ジャヨン代表会長に人身攻撃にあたる内容証明を送ってこれを言論に公開したりした。

また統合側は、過去に韓国教会を代表する牧師であるヨイド純福音教会チョー・ヨンギ牧師を似非(えせ)と規定してから解除するという非常に奇怪で想像もつかない仕業を起こしたうえに、今回は崔三卿牧師が自ら委員長を務める統合側異対委を利用して韓国教会の指導者であり韓キ総代表会長であるキル・ジャヨン牧師とWCC対策委員長と同時に保守教界の指導者であるホン・ジェチョル牧師、それに同じ統合側の政治部長を務めたイ・ジョンファン牧師まで秩序委の専門委員を引き受けたという理由のために報復して異端擁護者と規定しようという笑えない寸劇をしている。チェ牧師はいつまでこんなに韓国教会を混乱させようとするのか。もう彼は一日も早く三神論・月経胎孕論のような詐欺的異端の仮面を脱いで、これ以上韓国教会と聖徒たちを馬鹿にしないことを強く要求する。

3. ジョ・ソンギ牧師と彼に追従する一部教団総務は三神論と月経胎孕論に対する自分の神学的見解を直ちに明らかにしなさい

統合側事務総長ジョ・ソンギ牧師は一部の教団を先導して崔三卿牧師に対する異端解除を企てているそうだ。ジョ・ソンギ牧師は12月9日午後韓国教会百周年記念館で数人の人士たちと集まりを持った後記者会見で、そして13日午前所属教団の同意もなしに一部総務及び異対委員長の集まりを持った席で崔三卿牧師を庇護する発言をしたことがわかった。そのような異端擁護行為と彼に同意した者たちは、後日確認を経て異端ないし異端擁護者と規定することを警告する。

もうジョ・ソンギ牧師と彼に追従する勢力はこれ以上、隠れて韓キ総を誹謗・陰害せず、上に言及された崔三卿牧師の三神論と月経胎孕論の主張に同意するのか早く公開的に立場を表明しなさい。ジョ・ソンギ牧師とイエ聖側総務チェ・ギス牧師、合神側パク・ヒョンテク牧師などは韓キ総を転覆させるための会合を秘密裡に何回も持っているということだが、このような行為が度を越すようになれば、これもまたこの際に本委員会で秩序を立て直すために定款によって処理すると通報する。

またこの状況を政治的に打開しようとする考えを捨てて、もうたびたび指摘したように統合側自らも、前職政治部長と異対委員長及び異端相談所長が公式に問題を申し立てた事がある崔三卿牧師を解職して、異端を厳しく処断すべきだろう。そして異端が異端を鑑別して教界の混乱と紛争をもたらすというよくない汚名を脱いで、韓国教会が和合と一致のために手を取り合って本然の使命に最善を尽くすことを要求する。

2011年 12月 19日
韓国基督教総連合会秩序確立対策委員会

委 員 長 キム・ヨンド牧師 書記 キム・ギョンハク牧師
委  員 イ・スンリョル牧師、キム・ジンチョル牧師、ハ・テチョ長老、オム・ジョンムク牧師、ガン・テグ牧師、キム・ウォンナム牧師、カン・ギウォン牧師
専門委員 イ・ジョンファン牧師 他 4人


0 件のコメント: